白化個体とみられるスズメ=志布志市志布志(加納雅裕さん撮影)
志布志市の志布志生涯学習センター理事長の加納雅裕さん(66)が、市内の田んぼで白いスズメを見つけた。普通のスズメと仲良く群れていたといい、「温かい気持ちになった」と目を細めながら振り返る。
7月26、28日、別の鳥の撮影に出掛けた帰りにたまたま発見した。頭部に少し茶色が残っている。県立博物館によると、突然変異のアルビノではなく、何らかの理由で色素が抜けた白化個体(白変種)と考えられる。同館にも過去、数例の報告があるという。
古くから、「白いスズメは縁起がいい」ともいわれる。加納さんは「スズメたちは見た目で仲間外れにすることはなかった。人間も見習わないといけない」と話している。