地元産野菜を食べながら農業について語り合う参加者=大崎町神領のセントロランド
鹿児島県大崎町SDGs推進協議会は、循環型社会の実現を住民とともに考える「OSAKINI Cafe」を開いている。15日は農業をテーマに、農家や町職員ら30人が神領のセントロランドで意見交換した。
カフェは専門家と住民が町の未来を気軽に語らおうと計6回企画。同日は3月に続き2回目だった。
進行役は同協議会の大岩根尚さん(41)=三島村硫黄島在住。「野菜を売らない農家」として動画投稿サイト「ユーチューブ」でも活躍する橋口創也氏=鹿児島市=をゲストに迎え、農業を知ることの重要性や地産地消の実現に向けた課題、アイデアを語り合った。大崎町産の有機野菜やお茶の提供もあった。
鹿児島市から参加した鹿児島大農学部2年の白川涼子さんは「現場の声を聞いて農業の課題を共有できた。地方と都市部を結ぶ仕事を考える機会になった」と話した。次回は住宅と断熱をテーマに5月13日、町中央公民館で開く。参加無料。