滝調査の火山研究家が行方不明 3人で入山、2人は救助 落差283m「白水の滝」源流付近 諏訪之瀬島

2023/07/25 11:44
落差283メートルの「白水の滝」=十島村諏訪之瀬島(同村提供)
落差283メートルの「白水の滝」=十島村諏訪之瀬島(同村提供)
 鹿児島県十島村役場によると24日午後、諏訪之瀬島の「白水の滝」源流付近を調査していた火山研究家の青木章さん=島根県出雲市=ら3人が遭難した。うち2人は25日午前9時ごろ県警ヘリコプターで無事救助されたが、青木さんは行方不明となっている。

 24日午後4時20分ごろ、2人から「3人のうち1人がはぐれた」と役場に連絡があった。県警ヘリが現場を捜索している。救助された2人にけがはなく、警察が事情を聞いている。3人は23日午前11時ごろ、入山していた。

 白水の滝は落差283メートル。島北部の富立(とんだち)岳=標高536メートル=の南東に位置し、海側からしか見ることができない。九州で最も落差が大きい可能性があり、同島の火山噴火を長年、独自に研究している青木さんらが調査を続けていた。

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