海上保安官の仕事を表現したピクトグラムの一部
鹿児島市の第10管区海上保安本部は海上保安官の認知度向上を目的に、ピクトグラム(絵文字)で職種や業務内容を視覚的に分かりやすく表現したPR動画を作った。同市内の電光掲示板2カ所と、動画投稿サイト「ユーチューブ」内の海上保安庁公式アカウントで公開している。
動画は約1分50秒。約20種類のピクトグラムにローマ字表記を添えた。「KAIJOKEIBI(海上警備)」「TSUSHIN(通信)」のほか、「UMIZARU(海猿)」「HONBUCHO(本部長)」とユニークなものも。海上保安庁の公式ツイッターでツイートしたところ、約1600件の「いいね」が付いた。
東京五輪の開会式で競技種目のデザインをパフォーマーがピクトグラムで表して好評だったこともあり、さまざまな部署の若手職員約10人が中心となって休憩時間に作成した。
航行安全課の岩田直大さん(25)は「灯台」のピクトグラムを担当した。「船が安全に航行するために欠かせない。多くの方々に知ってもらいたい」。総務課の田崎知博企画係長は「今後も若い発想を思う存分生かしてほしい」と期待を込めた。