海底に裏返った状態で沈む九七式艦上攻撃機=西之表市国上の喜志鹿崎沖
日本戦没者遺骨収集推進協会は17日、西之表市国上の喜志鹿崎(きしがさき)沖に沈む旧日本海軍の九七式艦上攻撃機の遺骨調査を、しけのため16日に続いて中止した。
調査団によると、17日は午前、午後の2回、金属探知機を使った危険物調査などを予定。沈没地点の周辺は波が高く、作業船の停泊が難しいと判断した。
事前に計画した調査期間は22日までで、遺骨の有無を確認するため、機体の引き揚げを予定している。名雪文明団長は「期間内で終えられるよう作業工程を工夫したい」と話した。