コンディション上々 曽於高校「しえな」号 学科総出で応援「他校の牛に負けないくらいきれい」 鹿児島・全国和牛能力共進会

2022/10/07 12:11
審査を受ける曽於高校の「しえな」号=霧島市牧園
審査を受ける曽於高校の「しえな」号=霧島市牧園
 5年に1度の“和牛のオリンピック”「第12回全国和牛能力共進会(全共)」が開幕した6日、鹿児島県霧島市牧園のメイン会場では、高校生、農業大学校生を対象にした特別区審査に、鹿児島代表の曽於高校が挑んだ。

 曽於高校は雌牛「しえな」号を出品。畜産食農科は1~3年の全生徒と教職員約80人が会場を訪れ、スタンドから「日本一」に挑む仲間を応援した。

 審査は九つある出品区のトップを切って午後2時にスタートし、曽於高校は5番目に登場した。場内アナウンスで「しえな」号の名が呼ばれると、鹿児島の応援席から大きな拍手がわき起こった。

 「しえな」号の調教に携わったことがある2年の高井田颯(そうた)さんは「今日のコンディションはかなりいいと思う。他校の牛も立派だけれど、それに負けないくらいきれいだった」と笑顔を見せ、8日にある等級決定審査での好成績を期待。「ほかの産地の牛を見てとても勉強になった。自分も(実家の和牛生産を継いで)いつか全共の舞台に立ってみたい」と夢を膨らませた。

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