野間健氏
立憲民主党鹿児島県連は10日、衆院選鹿児島1区で落選した川内博史代表(60)の辞任表明を受け、代表選挙を告示したが、立候補の届け出はなかった。代表選考委員会を同日夕に発足させ、18日の設立大会までに代表候補を選定する。設立大会で代表人事議案として審議し、承認される見通し。
県連によると、被選挙権があるのは、党員5人以上の推薦を受けた現職や元職の国会・地方議員ら。10日午後5時に立候補受け付けを締め切り、選挙管理委員会(米丸道郎委員長、3人)を県連代表選考委員会に切り替えた。設立大会は党員の代議員30人が出席予定。
全国の県連代表は、現職の国会議員が大半を占める。県連幹事長の野間健衆院議員(63)=鹿児島3区=は立候補を見送った。全国で最も遅かった県連設立や立民生え抜きの県議1人が離党届を提出したことを挙げ、野間氏は「自分の選挙にかかりきりで、執行部としての仕事ができず、責任を感じている。立候補できる立場ではない」などと説明。「まだまだ足腰の弱い党であり、地域に根差した活動が必要。県連の仕事は鹿児島1区が中心であり、精通している人がふさわしい」と語った。