原爆犠牲者に黙とうを捧げる市民=9日、鹿屋市本町
「反戦・反核・脱原発・平和運動をすすめる大隅市民の会」は9日、鹿児島県鹿屋市の繁華街近くで原爆犠牲者の追悼集会を開いた。長崎の原爆投下時刻の午前11時2分に合わせ、約30人が黙とうをささげた。
参加者は「戦いではなく対話による平和構築を目指せ」「日本は核兵器禁止条約に批准すべきだ」などと訴えた。海上自衛隊鹿屋航空基地(同市)への米空軍無人偵察機MQ9の一時展開計画への非難の声も相次いだ。
同会前会長の上山陸三さん(90)=同市新川町=は「ロシアが核兵器使用をちらつかせた戦争を行っている今こそ、核なき世界の実現を強く求めなければならない」と力を込めた。