準天頂衛星初号機「みちびき」の後継機を載せ上昇するH2Aロケット44号機=10月26日、南種子町の種子島宇宙センター
三菱重工業は26日午前11時19分、準天頂衛星初号機「みちびき」の後継機を載せたH2Aロケット44号機を南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げた。約28分後に衛星を予定の軌道に投入し、打ち上げは成功した。
H2Aは2005年の7号機から38機連続での成功となった。
みちびきは日本版の衛星利用測位システム(GPS)を担う。米国のGPS信号を補って位置情報の精度を高めるほか、災害情報など各種サービスを提供している。
現在運用中の4機のうち、10年打ち上げの初号機が耐用年数を超えたため打ち上げた。
44号機は全長53メートル、重さ287トン。当初25日の打ち上げ予定だったが、天候悪化が予想され延期していた。