商品化されたヴァレニキ
ウクライナから鹿児島市に避難しているカミンスカ・オレーナさん(40)が監修した同国の家庭料理「ヴァレニキ」を、ギョーザ製造の「ぎょうざのビッグファイブ」(同市東開町)が商品化、近く発売する。益金の一部は鹿児島県フードバンクセンターを通じて九州各地のウクライナ人避難者支援に充てられる。
ヴァレニキは、小麦の皮でマッシュポテトなどを包んでゆでる、水ギョーザに似た料理。バターを絡め、サワークリームを添えて食べる。ウクライナからの避難者に食材を提供している同センターが、継続支援を目的に販売を企画。カミンスカさんと同社を仲介し、3者で開発を進めてきた。
小麦粉と米粉を使った皮の中にベーコンやタマネギを入れ、日本人の好みにあうようアレンジした。6日、同社から関係者に新商品が贈られた。
レシピを提供したカミンスカさんは「ウクライナで一般的な家庭料理。おいしくできたので、日本の人に食べてもらえたらうれしい」と満足そう。
冷凍で15個500円。18、19日にJR鹿児島中央駅アミュ広場で開かれる「鹿児島ぱくぱく餃子万博」で発売し、20日以降は同社HPや直売所で販売する。